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北朝鮮がまた飛翔体発射

中国メディアも嘆く 中国人観光客のマナー「洗面台で子どもが放尿」「路上でツバ」-。ホテル・旅館も困惑

 こうしたトラブルは、中国と日本の文化の相違から起こる。中国では、食事中や入浴中に大きな声で会話をするのはマナー違反ではないからだ。この添乗員は「格式を重んじるホテルや旅館は、中国人の受け入れをやめたいのが本音だ。しかし、それを表明すれば『差別』だと問題にされてしまうことを恐れている」と明かした。

中国政府がマナー法律を施行しても…

 中国政府も自国の旅行客のマナーの悪さを十分、自覚している。昨年10月に施行された中国版の旅行業法「旅游法」では、旅行者は旅行中に社会公共秩序と社会道徳を尊重しなければならず、現地の風俗習慣、文化伝統などを尊重し、旅行マナーなどを守らなければならないと明文化された。罰則はなく、努力目標的な意味合いしかないが、国が自国民に対し観光旅行まで細かく法律にするのが権威主義の中国らしい。

 前出のベテラン添乗員によると、「法律施行後、ブログで中国人が海外の遺跡に落書きをしたことについて『恥ずべきものだ』と批判していたのを読んだ」という。中国人の意識は少しずつ変わっているようだが、目立った効果はまだない。

 もちろん、観光立国を目指す日本の関係者は、訪日中国人の旺盛な消費活動「爆買い」に期待する。彼らの購買意欲を取り込み、消費税増税後の落ち込みから回復したいのが本音だ。ここは、中国人旅行客のモラルが成熟するまで辛抱強く付き合うしかないかもしれない。