日本のみならず各国で転売業者が大量に買い付けたiPhone6/6プラスは、中国でも問題を引き起こした。大量の密輸iPhoneが税関で押収されたのだ。中国南部の深●(=土へんに川)市では、発売後5日間で約2000台のiPhone6/6プラスが押収された。9月25日には日本人女性(30代)と中国人が上海の税関でiPhone6/6プラスが453台が没収された。端末価格は200万元(約3500万円)相当で、関税35万元(約620万円)を免れようと密輸したらしい。転売がもうかると聞いてひともうけしようとたくらんだ末の末路だが、日本人女性が絡んでいたことで話題になった。
しかしすでに9月下旬には中国でも「もうじき発売される」との噂が流れ、iPhone6/6プラスの価格が下落していた。iPhone6(16ギガバイト)は日本や欧米で発売された当初は1万元(約17万7000円)、9月30日の数日前には6000元(約10万2000円)まで下落。iPhone6プラス(128ギガバイト)は一時、3万元(約51万円)もの高値が付いたが、発売直前には元手を割るほど大暴落したという。