九州の議論

福岡に美人が多い理由は「もつ鍋」「混血」

 日本人のルーツは謎が多いが、遺伝子レベルの近似性からは大陸東北部や南部、バイカル湖周辺、チベットのほか、南方系などさまざまな人種が日本列島に流入したとみられる。

 現在の福岡県宗像市に拠点を置いた古代「海の民」は、大陸だけでなく、遠く東南アジアと交易していたという説もある。

 さらに交通が発展した現在では、鹿児島や長崎など九州中から若い女性が福岡市に集まっている。もつ鍋説に比べると、かなりの説得力を感じさせる。

 混血説とは別に、山口氏は、人間がどういう顔立ちを「美人」ととらえるかという認識も提起する。

 醜い容姿の女性が美容整形を経て、自分を虐げた人に仕返しをする小説「モンスター」の一節で著者の百田尚樹氏は、美人の定義について「多くの女性の写真を合成して平均的な顔を作ると美人顔ができる」と登場人物に語らせている。

 さらに、近年ではパーツの平均をはみ出した「個性派美人」も増えていると分析した記述もある。

 混血説のほか、山口氏は、肉親ら身近な人を含めて記憶のデータベースに蓄積された顔を平均した、なじみ深い顔立ちについても、美人の範(はん)疇(ちゅう)に挙げる。父親や母親に似た人を好む意識は、ここから来る。生まれてから最も多く目にし、データベースに蓄積されたのは両親の顔だからだ。

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