衝撃事件の核心

東京都水道局OBが入手した「究極の秘密」 わずか2万円の上乗せで工事落札 現職が気を使う裏の顔とは…

 労組関係者によると、関根容疑者が所属していたのは、水道局員が加盟する「全水道東京水道労働組合」で、セクション別に分けられた40支部の一つの本局給水支部。支部長に次ぐナンバー2の書記長を長く務めていた。

 給水支部には担当職員約400人のうち約300人が加盟。労組関係者は「加入率は8割程度とそれほど高くないが、人数では大所帯だ」と話す。

 「組合活動に熱心で、労働条件などを争う際には中心となって交渉していた」という関根容疑者。労組関係者は「古株で、下の世代の面倒をよく見ていたから人脈や影響力があった」とした上で、「冗談半分で『俺には子分がたくさんいる』とよく話していた」と打ち明ける。

 「労組で力を持ち、今でも職員の人事に一定の影響力を持っているとみられている」。捜査関係者も事件の背景をこう分析する。

 別の労組関係者が疑問を投げかけるのは、水運用センター一筋だった関根容疑者の経歴だ。労組関係者は「労組の力があったからこそ希望の部署に居続けられた」と説明する。

 これに対し、都水道局は「特定の職場で影響力を持たせないように原則として5年で異動させる」とした上で、「関根容疑者は電気職という専門職採用だったので、結果的に長期間同じ部署に留まったのではないか」と釈明する。

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