最先端の地位を維持へ 英国政府映画とゲームの未来に11億円規模の投資を決定

 英国政府は、映画やゲームなどのクリエイティヴ産業の人材育成を目的として、総額11億円を超える規模の投資を行う。

2013年の映画『ゼロ・グラビティ』が撮影されたパインウッド・スタジオも、この新プログラムに参加する企業のひとつだ。同スタジオは『007』シリーズや『ハリー・ポッター』シリーズ等も撮影し、世界各国にスタジオを構えている

英国政府は最近、ビッグデータ(日本語版記事)やモノのインターネットに投資(日本語版記事)し、サイバースパイを養成(日本語版記事)するなど、次世代技術や技術者教育に対する関心を高めているが、今度は、ゲーム開発会社や特撮スタジオの業界を新たな重点領域として、人材教育に650万ポンド(11.5億円)規模の投資を行うことになった。

このプロジェクトには、向こう3年間で合計270万ポンド(4.7億円)を超える政府の投資に加えて、雇用者側が現金と現物で提供する360万ポンド(6.3億円)が投じられる。

このプログラムでは、「NextGen Skills Academy(次世代スキルアカデミー)」と称する団体が中心となって、ヴィデオゲームや映画など、クリエイティヴだがテクニカルでもある業界に入りたいと望む人々のために、教育、資格認定、実習の機会を提供する。

資金は、主としてオンライン学習プラットフォームの確立や、英国内の教育機関に職業訓練課程を設けることに使われる。その対象となる教育機関では、150名の実習枠と1%2C000名のオンライン教育課程を含めて、1%2C300名以上に資格認定を与える予定だ。

また、英国の行政機関「ビジネス・イノヴェーション・職業技能省」は、求職者に必要な機会を創出するため、ゲーム開発会社や映画撮影スタジオの協力も取りつけた。具体的には、ソニー・コンピュータ・エンタテイメントとユービーアイソフト・リフレクションズ。そして、映画撮影スタジオのパインウッド・スタジオ、ダブル・ネガティヴ、フレームストア、ムーヴィング・ピクチャーズ・カンパニーだ。

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