北朝鮮拉致

立命館大生やOB、昭和から平成にかけ8人が謎の失踪 ある「共通点」も浮上

浮上した「共通点」

 9月17日、調査会が京都市内で実施した調査では、新たな事実が判明した。昭和49年に失踪した酒井さんと54年に失踪した尾方さんが、京都市内の同じ下宿を利用していたのだ。

 2人は同じ時期に在学しておらず、下宿に住んでいた期間も異なる。だが、調査会の杉野正治常務理事は「職業や居住地域など、大まかな共通点が見つかることはあるが、共通の知人や同じ居住場所が見つかることは極めて珍しい」と明かす。

 調査に参加した2人の家族が下宿のおおまかな住所や経営者の名前を証言したことで、同じ下宿で暮らしていたことが判明した。今回の調査では、下宿の詳しい場所や当時の暮らしぶりを把握することはできなかったが、失踪者の多くが通っていた衣笠キャンパス(京都市北区)に近いことが明らかになった。ほかの立命館大に関係する特定失踪者も居住していた可能性があるとして、調査会は今後、失踪者の家族に照会する方針だ。