衝撃事件の核心

大田区の猫不審死事件 容疑者「餌やりに憤慨」 一方で自分の飼い猫には「餌やって」

 蒲田二丁目自治会の真崎暉雄(てるお)副会長(80)は「地域の高齢者からは『猫の死骸を見るのは嫌だ』という声をよく聞いた。ほっとしたし、これ以上騒ぎが大きくならないことを祈りたい」と話した。

餌やりで住民トラブルも…「話し合いの場を」

 ただ、両地区付近では野良猫への餌やりなどをめぐり、住民間のトラブルもあったという。住民によると、ペットを飼うことができない集合住宅に住む人らが、公園などで人目を忍んで野良猫に餌を与えており、庭がある家では糞(ふん)や尿をされる被害が後を絶たないという。

 梅屋敷駅近くの商店街にある和菓子店の男性店主(65)は「この近所でも野良猫に餌をあげている人はいる。猫に罪はないだろうが、糞や尿の臭いはすごい」。

 捜査関係者も「野良猫に対する住民の不満があるのも確か。皆に納得のいく野良猫の管理の模索も必要ではないか」としている。

 大田区では動物愛護の観点から、原則的に猫を捕獲して殺処分することはしていないという。その一方、区では飼い主のいない猫に不妊手術などを施し、「地域猫」として飼う取り組みを推奨している。雄猫の去勢手術には4240円、雌猫の不妊手術には8480円の助成金を出している。

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