衝撃事件の核心

大田区の猫不審死事件 容疑者「餌やりに憤慨」 一方で自分の飼い猫には「餌やって」

 男はIT関連会社の会社員、久保木信也容疑者(33)。現場近くの大田区蒲田に住んでいた。「仕事のストレスでやった。野良猫への餌やりに憤慨していた」。久保木容疑者は取り調べに対し、そう供述している。

自宅には飼い猫 ネットで農薬買い“毒餌”調合

 この日午前1時ごろ、久保木容疑者は農薬入りの餌を数カ所に置いていた。約1時間半後、猫が死に始めるとみられる頃合いを見計らい、久保木容疑者が見つけたのは、首輪が付いた猫の死骸だった。

 「野良猫ではなく、飼い猫が死んだとなると、話が大きくなると思った」。久保木容疑者は証拠隠滅のために猫の死骸を回収。折から警戒中の警察官に見つかったという。

 同課によると、4月以降、大田区蒲田、大森の半径約500メートルの範囲で猫45匹が変死しているのを確認。久保木容疑者はすべてに関与したことを認めている。変死した猫の胃からは農薬の成分が検出され、自宅からも同じ農薬の入っていた空き瓶が見つかった。

 久保木容疑者は当初、他人が野良猫用に路上に置いていた餌にラジエーターの不凍液を混ぜていたが、6月以降は自ら不凍液を混ぜた餌を路上に用意。8月以降は粉末状の農薬をインターネットで買い、液状にして餌に混ぜて毒餌を調合するなど、犯行はより巧妙化していったという。

会員限定記事会員サービス詳細