四国電が防護堰を公開 伊方原発の竜巻防護対策

 四国電力は19日、再稼働に向けて原子力規制委員会の安全審査を受けている伊方原発3号機(愛媛県伊方町)で竜巻防護対策として新たに設置した防護堰を報道陣に公開した。風速100メートルの竜巻を想定し、原子炉を冷却する海水ピットを防護するのが目的という。

 ピット内にある海水を取水するポンプを防護するため、厚さ4センチの鉄板などで約3メートルの高さまで覆った。竜巻による落下物を防ぐほか、海抜32メートルの高台にある淡水タンクが地震で破損し、漏水した際にポンプを守る役割も備えている。四電は非常用燃料貯蔵タンクに柵を設置するなど竜巻防護対策に取り組んでいる。

 一方、原発事故時の指揮所となる「緊急時対策所」の工事も着工され、来年の早い時期の完成を目指している。3年前に完成した免震構造を備えた現在の施設が新規制基準に合わないと判断したという。

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