栃木SC、債務超過解消へ Jリーグ参加資格喪失は回避

 債務超過でサッカーJリーグ参加資格剥奪の危機に陥っているJ2・栃木SCの運営会社、栃木サッカークラブは12日、平成26年度の中間決算を報告した。経費圧縮や広告収入増などで営業利益が黒字に転換。参加資格の喪失という最悪の事態は回避される見通しとなった。

 同クラブによると、中間決算(2月1日~7月31日)での売上高は4億4千万円で、うち広告収入は2億400万円、入場料収入は1億200万円。一方でかかった経費を示す売上原価は3億2100万円、役員報酬やボーナスのカットなどでフロント経費も9100万円と圧縮した。

 予算ベースでそれぞれマイナス1千万円としていた営業利益は2700万円、経常利益は3200万円で、ともに大幅な黒字。下期は6千万~7千万円の利益が見込まれ、今年度の黒字化と、一時1億円以上あった債務超過の解消は確実な情勢となった。

 Jリーグのクラブライセンス制度では、24年度から3期連続赤字、または26年度末時点で債務超過のクラブはライセンスが剥奪され、参加資格を失う。

 会見した同クラブの水沼富美男社長は「栃木にJのチームを残すという関係者、ファンのおかげで乗り切れるめどが立った」と、感謝の弁を述べた。

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