夏木マリさんらレッドレッドカートに集結 「なら国際映画祭」が華やかに開幕 

 国内外からえりすぐりの約60作品の映画を奈良市内各地で4日間にわたって上映する「なら国際映画祭」が12日開幕し、県新公会堂前に敷かれたレッドカーペットに、映画祭理事長で映画作家の河瀬直美さんや、審査員を務める俳優の夏木マリさんらが登場。関係者ら約300人が優雅に歩き、オープニングを華やかに彩った。

 映画祭では、15日までならまちセンターやホテルサンルート奈良などで約60作品の上映や、若手監督作品のコンペなどが行われ、街全体が映画館になる。

 レッドカーペットでは、河瀬さんら映画祭の理事らを先頭に、上映作品の監督や俳優、審査員、前夜祭で朗読をした女優の松田美由紀さんらが登場。詰めかけたファンらに手を振りながら優雅に歩いた。

 この日は、県新公会堂で開会式があり、前回の映画祭のコンペに参加したチャン・ゴンジェ監督が、昨夏五條市を舞台に撮影した「ひと夏のファンタジア」を特別上映した。

 河瀬さんはあいさつで、「奈良で生まれ育って45年たちました。この場所から美しい映画が発信され、子供たちによって千年先にもつないでくれることを願います」と述べた。

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