播磨特産「はりまる」 メークインより上? 神戸大・研究センター - 産経ニュース

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播磨特産「はりまる」 メークインより上? 神戸大・研究センター

 神戸大・食資源教育研究センター(加西市)が、ジャガイモの新品種「はりまる」を開発した。関西で広く流通しているメークインにまさる品種を目指して改良を重ねた。煮崩れしにくく、病害虫に強いなどの特長を持つ。「播磨地域の特産品として普及してほしい」との願いを込めて命名された。

 同センターは、病気に弱く、変形しやすいなどメークインの問題点を改善しようと、平成19年に品種改良に着手。複数の病害虫に対する抵抗遺伝子を持ち、食味がいい長崎県産のイモと、別の抵抗性遺伝子を持つ米国産のポテトチップ用品種を交配し、食味の検査を重ねて24年に完成した。同年12月に国に品種登録を申請し、今年6月に商標登録した。

 同センターによると、はりまるの病気への強さは国内のジャガイモでトップ級で、減農薬栽培や有機栽培に適している。卵形で、内部は明るい黄色。メークインに比べてデンプンが豊富で、冷蔵するとデンプンが糖化して甘みとホクホク感が増すという。

 普及に向けて、今年度から姫路市近隣の約10農家で試験栽培を開始。石井尊生センター長は「播磨地域の中心で観光地でもある姫路市で、多く消費されることを期待している。地域で愛されるジャガイモになってほしい」と話している。