福知山・綾部豪雨 住民「うんざりだ」 3週間足らず、再び浸水 京都

 5日未明からの大雨で、福知山市と綾部市を中心に府北部でまた大雨による被害が出た。中には8月17日の豪雨から、わずか3週間足らずで再び浸水被害を受けた建物もあり、住民らは「こう続くとさすがにうんざりだ」と表情を曇らせた。(原田純一、西家尚彦)

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 記録的な大雨を記録した綾部市では、けが人が1人出たほか、由良川こそ氾濫しなかったものの、市内のあちこちで小さな川や側溝などで水があふれ、建物の浸水被害や道路通行止めが相次いだ。浸水被害は特に、東八田町など市北部の山間部に多かった。また、東山町などの約60戸が断水した。

 同市宮代町の市民ホールでは、近くの側溝があふれて床上浸水。書類などが水に浸かり床も汚れたため、水が引いた午前中から同ホールを事務所としている綾部市シルバー人材センターの職員ら約10人が、後片付けに追われた。同センターの渡辺哲夫事務長は「ひどい時は近くの道路がみんな冠水して、近づくこともできなかった。前回は床下ですんだが、今回はもっとひどかった」と厳しい表情。

 一方、同市黒谷町でも黒谷川が氾濫し、川沿いの市道黒谷線が通行止めに。近くに住む堀井俊一さん(83)は「夜はすごい雷と雨の音で怖くて外へ出られなかった。朝起きたらひざのあたりの高さまで水があふれていた。午前11時ごろまで水があふれていた」と話した。

 一方、福知山市では同日未明の大雨洪水警報の発令により、一時、市南東部の計2600世帯、5691人に避難勧告が出た。

 同市南部の大内地区では同日午前5時ごろ、大雨の影響で大内川に架かる宮奥橋両側の土砂が崩落。橋に設置されていた長さ10メートル、直径10センチの水道管が川岸に落下し、周辺の29世帯が断水した。

 同市では8月17日未明の記録的豪雨で市中心部が幅広いエリアで冠水し、約2500棟で浸水被害があり、85カ所で土砂崩れも確認した。

 市危機管理室では今回の大雨で再び土砂崩れが起きる可能性があるとみて、警戒を続けた。

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