俳優、演出家の米倉斉加年(よねくら・まさかね)さんが26日、福岡市内で亡くなった。80歳。関係者によると、26日午後、腹部大動脈瘤破裂で倒れ、福岡市内の病院に入院したという。
通夜は27日夜に行う予定。
劇団民芸の「ゴドーを待ちながら」などで宇野重吉さんの相手役などを務め、平成12年に退団するまで、劇団の中心俳優、演出家として活躍した。
舞台「放浪記」では、森光子さん演じる林芙美子の友人役を長年にわたり演じた。他の代表作に「リア王」「オットーと呼ばれる日本人」など。
テレビではNHK大河ドラマ「勝海舟」「花神」や連続テレビ小説「ちりとてちん」、映画は「動乱」や「男はつらいよ」シリーズなどに出演。絵本作家としても活躍した。