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シリア北部で過激派「イスラム国」に日本人の湯川遙菜さん(42)が拘束されたとみられる事件。湯川さんは「民間軍事会社代表」を名乗っていたが、イスラム国は湯川さんを「スパイ」と断定したようだ。湯川さんが無事に生還することを祈りたいが、世界の紛争地域では深刻な事件が相次いでおり、専門家は「未経験の者が紛争地に入るのは、本人だけでなく家族、国を巻き込みかねない危険な行為」と警告する。
主婦が「自爆ベルト」着用…想像を絶するイスラム国の拠点
「紛争地域に行ってテロリストと一緒に戦いたい」。中東地域で従軍取材をした経験がある報道カメラマンの横田徹さん(43)は半年に1回くらいのペースでこんな相談を持ちかけられる。真剣な相談もあるが、いわゆる「ミリオタ」(ミリタリーオタクの略)と呼ばれる若者たちによる安易な相談も少なくないという。
「お金もあてもなくテロリストに食事を食べさせてもらって借りた銃で戦闘に参加し、さらに日本に帰ってくることを考えていたりする。そんなに甘いものじゃないんですが…」