ちばの自慢!食ストーリー

枝豆(野田市) 甘みの秘密は収穫にあり

 枝豆をリボンのように頭につけた愛らしい「まめバス」が走る野田市。農産物直売所「ゆめあぐり野田」(同市船形)の扉を開くと、むっちりと大きな実を含んだ新鮮な枝豆が来訪客を出迎える。店内には枝豆アイス、枝豆クッキーと、枝豆を用いた多様な商品が並べられている。

 同市は日本有数の枝豆の生産地だ。その出荷量は平成14年に日本一を記録し、現在でも全国屈指の出荷量を誇る。

 同市の枝豆は、4月下旬から5月の上旬に出荷が始まる。1、2月に種をまくことで害虫の被害を避けることができ、季節を先取る初夏の枝豆は購買客から好評を博しているという。

 人気の理由は、豊かな甘みと鮮度の高さ。ゆめあぐり野田の運営組合長、関根生夫さん(68)によると、甘みを引き出すために枝豆の収穫は日暮れから早朝の間に行われる。「太陽に照らされると、枝豆が乾燥して養分が失われてしまう。大きい農家では日が沈んですぐにとりかかり、朝までに150キロ以上収穫するところもある」という。

 高い鮮度を保てるように、収穫したその日のうちに梱包(こんぽう)される。枝に残った養分を生かすために、枝を残したまま出荷する農家もあるという。関根さんは「どの農家も、少しでもおいしい枝豆をお客さんに食べてもらおうと努力を重ねている」と話す。

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