秋田の店員殺害 神山被告に懲役17年判決 秋元被告は13年

 秋田市で昨年5月、飲食店従業員の伊藤理香子さん=当時(22)=が殺害された事件で、殺人と死体遺棄の罪に問われた当時の店長、神山達也(27)=と同僚従業員、秋元麗奈(22)の両被告の裁判員裁判の判決公判が5日、秋田地裁で開かれ、福士利博裁判長は神山被告に懲役17年(求刑懲役20年)、秋元被告に同13年(同15年)を言い渡した。

 判決理由で、福士裁判長は「逆恨みによる卑劣かつ悪質な犯行」と指摘。秋元被告が捜査段階で殺害の共謀を供述しながら、公判では幇助(ほうじょ)しただけと一部否認したことについて「場当たり的な弁解に終始しており、不自然かつ不合理で、信用することはできない」とし、殺害準備行為や殺害後の証拠隠滅、逃亡に積極的に関与しているとして共謀共同正犯と認めた。

 判決によると、両被告は共謀して昨年5月23日、秋田市大町のキャバクラ「レジェーラ」店内で伊藤さんの首をビニールひもで絞めて殺害し、遺体を同市太平八田の林道脇に捨てた。

 判決後、秋元被告の弁護人は、控訴について「(するかどうか)分かりません」と話した。

 「極刑以上」を望んでいた伊藤さんの両親は被害者参加弁護士を通じ、「(量刑は)到底納得できるものではありません」とした上で「検察官の方が娘に落ち度はなかったということを証明してくれ、裁判官・裁判員の皆さんに理解していただけたことは唯一の救いでした」とするコメントを出した。

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