鳥取県の平井伸治知事は25日の定例会見で、大山(1729メートル)の山頂付近で保護団体がヒメボタルの生息を確認したことを受け、山頂付近の生態系調査を県独自で実施することを明らかにした。
大山のヒメボタルは1700メートル級の山頂付近で確認され、日本で最も高い標高に生息。平井知事は「日本のどこにもないような生息地だが、生息条件は過酷」として、ヒメボタルの種や数などを専門家を交え、県で近日中に調査。保護が必要と判断されれば、県独自で絶滅危惧動植物の指定も検討するとした。
鳥取県が絶滅の恐れのある野生動植物をまとめた「レッドデータブックとっとり」では、ヒメボタルは「情報不足」に区分されている。