マレーシア機撃墜

親露派が誤射の可能性 露軍と通話「民間機だ。なぜ飛んでいるんだ」

 マレーシア航空機の撃墜事件をめぐり、ウクライナ東部で戦闘を展開していた親ロシア派武装勢力とウクライナ政府のほか、ロシア政府も関与を否定し、非難の応酬を繰り広げている。

 ◆非難の応酬

 親露派勢力の犯行だと強く批判するウクライナのポロシェンコ大統領に対し、同国東部ドネツク州の親露派幹部は、「ボーイングを撃ち落とすような武器は持っていない」「ウクライナ軍の挑発だ」と反発した。

 ロシアのプーチン大統領は「戦闘が再開されなければ悲劇は起きなかった」と述べ、軍に作戦を命じたウクライナ政府を批判した。

 撃墜には、高度2万メートル以上の標的を攻撃できるロシア製地対空ミサイル「BUK(SA11)」が使われたとの見方がある。

 ウクライナ当局者は同国東部の都市部で6月下旬、BUKの写真が撮影されたとし、親露派がロシア側から入手したとの見方を示した。また、同月末には、親露派がウクライナ軍の施設からBUKを奪取したと公表したが、同国検察が18日にこれを否定するなど、情報が錯綜(さくそう)している。

 事件後、ウクライナ政府は親露派の犯行を示す証拠を次々と明かした。

 ウクライナのアバコフ内相は18日、BUKとみられる兵器が18日朝、同国東部ルガンスク州から、国境を通じてロシア側に運び出されたとする映像を公開した。内相はミサイルが1基なくなっていると強調、マレーシア機を撃墜した可能性を指摘した。

会員限定記事会員サービス詳細