白砂青松の松原を 保全対策検討委が現地視察 福井・敦賀

 国の名勝「気比の松原」(敦賀市)にあるマツを守り、景観保全を考える「気比の松原保全対策検討委員会」が15日、敦賀市内で行われた。関係者が現地視察し、間伐調整などの成果や稚樹の生育状況、今年度の間伐地点などを確認した。

 林野庁福井森林管理署などは平成24年度、「気比の松原100年構想」を策定。地元住民も交え、松原を守る取り組みを進めている。気比の松原にはクロマツとアカマツが群生しているが、近年は広葉樹林化や松枯れなどに伴い、マツの衰退が深刻な問題になっている。

 管理署によると、マツの健全な生育には樹林密度が関係する。視察では、今年度の間伐で海辺のクロマツゾーンや内陸のアカマツゾーンでそれぞれ本数調整を行う地点を確認。25年度の間伐後、新たに伸びた稚樹や樹林密度が関係し、バランスが悪いために倒伏してしまったマツなども見た。

 気比の松原100年構想推進連絡協議会会長の白木昭典さんは「適度な間伐は必要。皆でかつての『白砂青松の松原』を取り戻したい」と話した。

 気比の松原は、世界文化遺産・富士山の構成資産登録の「三保の松原」(静岡県)に加え、「虹の松原」(佐賀県)とともに日本三大松原として名高い。

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