次女、強盗も認める 老夫婦殺害追起訴公判 埼玉

 川口市西川口のアパートで3月、住民の無職、小沢正明さん=当時(73)=と妻の千枝子さん=同(77)=が殺害された事件で、強盗罪に問われた夫妻の次女、立川千明被告(41)=窃盗罪で公判中=の追起訴審理公判が15日、さいたま地裁(井下田英樹裁判長)で開かれた。立川被告は「(間違いは)ありません」と、窃盗罪に続き起訴内容を認めた。

 起訴状などによると、立川被告は3月26日、息子の少年=強盗殺人と窃盗の非行内容で検察官送致=が小沢さん夫妻を殺害したことを知った上で、共謀して現金約8万円やキャッシュカードを奪ったなどとしている。

 検察側は、夫妻に約30万円の借金があった立川被告が、さらに借金をしようと少年に「殺してでも借りてこい」と指示したなどと指摘。また事件当日、借金を拒んだ夫妻を殺害した少年と現場近くの公園で合流した際には「お金はどうすんのよ」などと迫り、少年が再び夫妻方に戻って金品を奪ったなどと主張した。

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