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メスがオスに性転換する「コブダイ」の実に不思議な生態…群れの1匹のみがハーレム王に、「ブサかわいい」と意外な人気

 大きく張り出した頭のコブに、迫力満点の鋭い歯が並ぶ強力なアゴ…。大型のベラの仲間の「コブダイ」が、京都水族館(京都市下京区)で人気を集めている。すべてメスとして生まれ、群れの中で体が一番大きくなった1匹だけがオスに性転換し、面構えもどんどん「ブサイク」になってメスの群れを率いるという不思議な生態。必然的にハーレムの王となったオスは、体長1メートルほどまで成長するといい、海中で出くわせばダイバーも驚いてしまうほどの魚だが、水族館では、飼育員につぶらな瞳でエサをねだるブサかわいい姿が、評判を呼んでいる。

選ばれし「オス」、食べっぷりもなかなか

 コブダイは佐渡島(新潟県)以南の日本海や日本南部の太平洋などに生息し、寿命は20年前後といわれている。

 生息する環境にもよるが、オスは1メートルほどまで大きくなるといわれる大型魚だ。強力な顎と硬く大きな歯でサザエなどの貝やウニなどをかみ砕いたのちに、のどの奥にある臼状の歯「咽頭歯」でさらに強く押しつぶすように砕いて中身を食べ、粉々になった殻を水中ではき出すという、食べっぷりも豪快な魚でもある。

 コブダイは、性別がメスからオスへと変わる「雌性先熟(しせいせんじゅく)」の魚で、すべてメスとして生まれて成長し、群れの中で体が一番大きくなった1匹だけが、オスに性転換する。そして、オスのみが、頭と下顎が大きく張り出し、だんだんと「ブサイク」に成長していく。

 名前の由来となっている頭のコブが発達する理由も、自分の強さをアピールするためといわれている。ただ、中身は脂肪で、実際に触ってみた同館の飼育員によれば、「そこそこの弾力で、意外に柔らかい」のだという。

 コブダイは、ハーレムをつくる魚としても知られており、オスは自分の縄張りを守りながら複数のメスと群れを作って行動する性質を持っている。ほかのオスが縄張りに入ろうものなら、敢然と立ち向かう。

強面でもつぶらな瞳、オス1匹だと温厚な性格