特産物供え無病息災祈る 大津・近江神宮で「饗宴祭」

 大津に都が置かれた約1300年前に食べられていたとされる特産物を供える「饗宴祭(みあえまつり)」が30日、同市神宮町の近江神宮で営まれた。稚児装束の子供たちが10種類の食材や料理を神前に供え、往時の繁栄ぶりをしのんだ。

 神社の祭神で近江大津京を開いた天智天皇が、当時食べたとされる産物を奉納して往時をしのぶとともに、暑さが増す時期に無病息災を祈る神事。昭和56年に始まった。

 近くの私立よいこのもり保育園の園児たちが稚児装束に身を包み、特産物の食材や料理を三方に載せて奉納。厄除けになるとされるちまき、フナやカモといった琵琶湖の産物など10種類が神前に供えられた。

 栃木県足利市から訪れた女性(40)は「厳かな雰囲気の中、子供たちが一生懸命に運ぶ姿に心を打たれた」と話していた。

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