焼却炉81回緊急停止 高島市ダイオキシン問題 滋賀

 高島市が基準値を超えるダイオキシン類を含んだ煤塵(ばいじん)を搬入した問題で、県は24日、立ち入り検査の結果を公表した。ダイオキシン類濃度が基準値を超えるようになった平成19年度以降、市環境センターの焼却炉が計81回緊急停止していたことが判明した。県は「点検不足に起因する停止が多い」と、管理体制のずさんさを指摘した。

 県によると、センターにある2基のガス化溶融炉は、19年度から25年度まで施設の水漏れやバグフィルターの異常などで計81回、緊急停止していた。

 県は、点検がきわめて不十分だったことが、こうした機器の異常や、煤塵の基準値超過につながったとみている。

 また、19年11月に基準値を超えるダイオキシン類濃度が初めて検出された際、市とセンターの職員が2度、対応を協議。その場では、焼却炉の停止や、関係法令に基づいて県や搬出先の大阪湾広域臨海環境整備センターへの報告などは議論されず、「再度、測定しよう」などとするやりとりがあったことも、書類などから明らかになった。

 福井正明市長は「問題発覚以降、市でも調査をしてきたが、報告されていない事実もあった。非常に驚いており残念。自浄能力に疑問を感じている」と話した。

会員限定記事会員サービス詳細