東近江市、新幹線新駅「必要性あり」 周辺市町巻き込み議論を 滋賀

 東近江市は地元の新幹線新駅について設置の必要性や効果などを調査し、その結果を24日発表した。産業や観光などの地域振興のためには新駅が必要だが、事業費負担など課題が多く、周辺市町を巻き込んで協議を進めることが望ましい、としている。

 調査は、地元の経済団体が提出した新幹線駅の新設に関する請願が、平成24年度に市議会で採択されたのを受けて行われた。

 調査結果によると、同市内への新駅設置については、同市を含む米原-京都間の駅間距離が68キロと東海道・山陽新幹線で最も長く「必要性はある」と指摘。新駅の設置で、東近江、近江八幡、日野、竜王の2市2町を中心に新幹線利用客が増え、経済活性化や観光客増加、人口減少の抑制などにつながるとしている。

 立地については、近江鉄道・五個荘駅のある区域が国道8号にも近く利便性が高いと分析。一方、その周辺は住宅が多く、農地に比べて道路や駅舎などの整備に要する事業費が多くかかると見込んでいる。このため、地元自治体が事業費を負担する「請願駅」でなく、JRによる設置が望ましいとし、周辺市町を巻き込んだ誘致活動が重要とみている。

 小椋正清市長は「湖東地区の活性化に向け、2市2町で誘致活動を協議していきたい」と話している。

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