指導無視、マグネシウム届け出ず 町田工場火災、初動で消防隊が放水、爆発・炎上

 町田消防署は工場内にマグネシウムなどの危険物があるとの認識がなく、工場前で炎上中の車両に放水したため爆発的に燃え広がった。工場関係者から「マグネシウムを扱っている」との説明を受け、すぐに放水を中止したという。

 結果的に工場1~2階約1300平方メートルが焼け、鎮火までには約38時間かかった。消防関係者は「工場本体には直接放水していないが、飛散した水がマグネシウムにかかった可能性はある。マグネシウム保管の届け出があれば初動対応が違った」と指摘する。

 同社は平成15~16年、同市内の別の場所で操業していた工場で3件のぼやを起こした。いずれもマグネシウムへの引火が原因とみられる。町田消防署は現在の場所に工場を移転後の24年5月に立ち入り検査し、マグネシウムなどの危険物を少量でも保管する場合は届け出るよう指導していた。

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