イタリア自転車愛好者連盟が「Bicitalia」を立ち上げた。初めてのイタリア全国規模の自転車道マップだ。総距離18%2C000km、18のコース、50の優れた自転車道により、ヨーロッパレヴェルで440億ユーロが動く分野にねらいを定める。
「Bicitalia」はイタリア自転車愛好家連盟(FIAB:Federazione italiana amici della bicicletta)が、環境省の布告に応じて進めているプロジェクトで、自転車用の本格的な「Google Maps」だ。イタリア国内自動車道ネットワークの最新版の地図で、18%2C000kmの自転車道(ただし現在マッピングされているのは10%2C000km)、18のコース、50の良質な自転車道が掲載されている。
自転車ツーリングの際に参照されるFIABの地図上にあるのは、イタリアのなかの「もうひとつのイタリア」だ。コースごとに、詳細な説明と連絡先、通過する地域や走行時のためのアドヴァイスが掲載されている。
欧州委員会のデータによると、実はこの分野は2012年、440億ユーロという恐るべき売上げを生み出した。20億件の自転車旅行と2%2C000万の施設での宿泊の成果だ。イタリアでは、「Albergabici」に自転車旅行者向けの宿泊施設が2%2C000も登録されている。要するに、自転車ツーリングは旅行業界において無視できない一大ジャンルなのだ。連盟によると、Bicitaliaのネットワークだけで、年に32億ユーロがもたらされるだろうとも言われている。