公契約関係競売妨害罪で初公判 元大津市職員、起訴内容認める

 入札情報を建設会社に漏らし現金を受け取ったとして、公契約関係競売妨害罪や加重収賄罪に問われた、元大津市不法投棄対策課副参事、田中栄被告(51)=同市仰木の里東=と、贈賄罪などに問われた「まつ建設」社長、上田正富被告(64)▽同社役員の遠藤貢被告(49)の初公判が12日、大津地裁(川上宏裁判長)で開かれた。3人は起訴内容を認めた。

 初公判で結審となり、検察側は「市政に対する市民の信頼を失墜させ、社会に与えた影響も大きい」と、田中被告に2年、上田被告に1年6月、遠藤被告に1年の懲役を求刑。弁護側は「罪を認め反省している」とそれぞれ執行猶予付の判決を求めた。

 起訴状によると、田中被告は昨年11月、指名競争入札を予定していた市発注の道路工事を同社に落札させようと計画。市河川課に設置されたパソコンから、不正に設計金額の情報を入手。遠藤被告に漏らして公正な入札を妨害したとしている。

 また、平成24年11月、別の工事の設計金額を聞いた見返りとして、上田被告の指示を受けた遠藤被告が現金15万円を田中被告に渡したなどとしている。

 公判で3人は、起訴されなかった別の7件の設計金額の情報漏えいと2件計20万円の現金のやりとりについても事実を認めた。大津市は3月28日、田中被告を懲戒免職処分としている。

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