「名張唄おう会」にお年寄りら40人 三重

 ■唱歌や歌謡曲で心身リフレッシュ

 伊賀音楽療法研究会のメンバーらでつくるボランティア団体「音楽工房」は7日、名張市丸之内の市総合福祉センターで、「名張唄おう会」を開催し、約40人のお年寄りらが「甍(いらか)の波と」などで歌い出す大正2年の文部省唱歌「鯉(こい)のぼり」などを楽しそうに合唱した。

 参加したのは60歳から90歳代のお年寄りらで、メンバー4人がピアノやギターなどの楽器を伴奏。「鯉のぼり」では端午の節句にこいのぼりをあげる中国の故事の説明を受けた後、元気に歌った。「背くらべ」や、「青い山脈」、「みかんの花咲く丘」などかつての唱歌や歌謡曲8曲に目を輝かせながら声を響かせた。

 会は音楽を通して心身ともに健康に導いていく治療法を実践。一日中、声を出さない1人暮らしのお年寄りらが、昔の歌を歌い、歌にまつわる思い出を膨らませ心の開放につなげようと活動している。工房の福山礼子代表(57)は「音楽療法は認知症予防や寝たきり予防にもなる。カラオケと違いみんなで歌うことで交流も生まれ、心のリフレッシュになる」と強調していた。

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