末村重雄氏死去 だるま弁当を名物に 87歳 群馬

 戦後、高崎駅構内で駅弁を販売する「高崎弁当」を発展させた同社会長、末村重雄(すえむら・しげお)氏が3月26日、高崎市内の病院で死去した。87歳だった。同社が7日公表した。

 葬儀・告別式は近親者で済ませた。12日午後1時、高崎市下之城町650、下之城プリエッセで、同市の富岡賢治市長が発起人代表となり「お別れの会」を行う。喪主は同社社長、末村歓也(かんや)氏。

 末村氏は福岡県出身。中国で兵役などを経験して復員後、昭和23年に同社の前身で、親族が経営する「末村商店」に入社した。

 35年、高崎弁当社長に就任した直後、ダルマ形の陶製の容器に鶏肉や山菜、キノコなど上州の山の幸を茶飯と一緒に盛り込んだ「だるま弁当」を考案。全国屈指の人気駅弁に育てた。

 高崎商工会議所副会頭のほか、県物産振興協会(現在は県観光物産国際協会)会長など観光・外食の関連団体の役員を歴任。県教育委員長、県公安委員長も務めた。平成17年、代表権のない会長となり、経営の一線から退いていた。

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