玄米パンで稲作振興 中九州クボタ 熊本に製造拠点

 農業機械販売「中九州クボタ」(熊本県大津町)が、県産玄米を原料にしたパンの製造販売を行う新会社「熊本玄米研究所」(西山忠彦社長)を設立した。米粉需要を創出し、稲作の振興を目指す。今年6月、大津町引水の国道57号沿いに玄米パン工房「玄氣庵」をオープンする。

 新会社は昨年10月に設立した。国の6次産業化事業の認定により、資本金6千万円のうち半分を中九州クボタが出資し、残りは肥後銀行(熊本市)などが設立した「肥後6次産業化ファンド(農林漁業成長産業化ファンド)」が出資した。同ファンドの出資は、熊本玄米研究所が初めてとなる。

 玄米パン工房「玄氣庵」は、玄米ペースト生地の製造や焼きたてパンの販売、冷凍生地の販売までを計画している。パン生産で米粉用米の需要を拡大し、耕作放棄地解消や食料自給率の向上にもつなげる。熊本玄米研究所の担当者は「玄米パンは、従来の米粉パンよりも栄養価が高い。健康志向の高い消費者に販売し、新しい和食文化として世界に発信したい」と語った。

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