大阪調査隊

消えたサル「人間が悪い」…翻弄された運命、反省すべきは人間

 猿が見たい、一心で息を切らして滝までやってきたが、やはりいなかった。すると、山の急斜面の車道トンネルの上で草が不自然に揺れた。次の瞬間、1頭の猿が現れ、こちらを見向きもせず草むらに消えていった。堂々とした動きと精悍(せいかん)な目つきに野性の威厳をみた。反省すべきは猿ではなく、その生活環境を変えた人間の方なのだろう。

 この連載では、大阪府内の謎や不思議を記者が取材で解き明かします。