ヤギとヒツジのハイブリッド種、自然交配で誕生

 アイルランドの農場で、ヤギとヒツジの交雑種「ギープ」が誕生した。属が異なる動物は、通常は自然交配できないが、ギープはこれまでも誕生が時々記録されている。

アイルランドのキルデア州に住む農場主のパディ・マーフィーは2013年11月、飼育しているヒツジがヤギと交尾しているのを目撃した。

5カ月後、そのヒツジは、ヒツジとヤギの交雑種を出産した。マーフィー氏は、この交雑種を「ギープ(geep)」と呼んでいる。

『Irish Farmers Journal』誌の動画(文末に掲載)を見ると、マーフィー氏のギープは健康状態が良好のようで、同氏の農場を駆け回っている。生みの親である雌ヒツジは、我が子をすぐに受け入れ、見捨てる気配は見せていないという。

これは、アイルランドで生息している唯一のギープと思われるが、ヤギがヒツジとの交尾を試みるのは珍しいことではない。ただ、ヤギとヒツジの交雑種はたいてい、妊娠中に死亡するか、死産になる(ヤギはウシ科ヤギ亜科ヤギ属、ヒツジはウシ科ヤギ亜科ヒツジ属であり、属レベルで異なる動物は普通は自然交配できない。なお、ヤギとヒツジの受精卵を混ぜ合わせて人工的に造られたキメラは1984年に誕生している)。

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