中国、周永康氏の部下・親族300人も拘束 利権一族、1・5兆円差し押さえ

 周氏については、現在の常務委員たちが昨年9月、逮捕・起訴は見送る方針を一度決めたとされるが、その後法廷で薄煕来氏が激しい党批判を行い、国民の間で汚れた「英雄」に祭り上げられる雰囲気が出たため、周氏も逮捕・起訴を目指す方向に変わったという。その背景には、薄氏を上回る巨大な闇を国民の前で暴くことにより、習近平氏の求心力を高めようという意図がある。

 ただ、習氏が、長年の不文律を破れば、党内で大きな影響力を持つ長老たちの不満を招きかねない。また、党内で汚職疑惑を抱える指導者、元指導者は多く、これらが一斉に反発すれば、政局がかつてないほど不安定になる可能性もある。