LA発 米国通信

グレンデール慰安婦像撤去訴訟 違和感からにじむ韓国側の戦略

 在米日本人らのグループが起こしたカリフォルニ州グレンデール市の「慰安婦」像撤去訴訟に対し、像設置を推進した韓国系住民や市議らは先日(現地時間2月25日)の市議会公聴会で争う構えをみせた。公聴会での発言内容や、やりとりを録音したテープを聴くと、ある違和感を覚える。いつもと同じようで、何かが違うのだ。その理由は…。

 公聴会は午後6時すぎから始まった。退庁した職員も多かったせいか、庁舎は閑散としていたが、議場への階段の前には警備の警察官らが複数待機しており、緊張感がただよっていた。傍聴席はアジア系の人々でほぼ埋め尽くされた。

 「慰安婦」像撤去を求める訴訟についての住民の意見聴取が始まった。最初に話したのは看護師協会に勤める日系人男性だった。

 日系人団体の一部は戦時補償などを求めて活動しているところもあり、慰安婦問題では韓国系を支持する人もいる。

 「訴訟は、像が日本との外交関係を脅かしていると述べてるが、だったらホロコースト博物館が米国とドイツとの外交関係を脅かしているのですか? アルメニア大虐殺の碑が、米国とトルコとの外交関係を脅かしているのでしょうか? (グレンデールに抗議に訪れた日本の地方議員団の)松浦(芳子)氏が記者会見で、像があることによって、韓国系の子供たちが日本人の子供をいじめていると述べているが、とんでもない」

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