編集日誌

花火が揚がる? 上がる?

 花火が「揚がる」?「上がる」? 使い分けが難しい異字同訓について、文化庁の文化審議会国語分科会が報告書をまとめました。昭和47年以来42年ぶりの見直しです。

 商売柄、漢字の使い方には注意を払っていますし、弊社も用字用語や表記の基準をまとめたハンドブックを作製しています。それでも迷うことがあります。たとえば今回追加された「世(よ)」と「代(よ)」。報告書には「明治の世」と「明治の代」の違いが載っていますが、使い分けられる自信はありません。

 冒頭に挙げた花火は、42年前の資料で「揚がる」でしたが、今回は「上がる」の例も加えられました。しかし、花火を「打ち揚げる」とは書きません。報告書は「異なる使い分けを否定する趣旨ではない」としていますが、改めて勉強したいと考えています。(編集長 近藤真史)

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