【衝撃事件の核心】男性は嵌められ、冤罪でっち上げられ、14カ月も勾留されて全てを失った…「真実の告白」に耳を傾けない検察、こんな不条理があっていいのか(3/3ページ) - 産経ニュース

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衝撃事件の核心

男性は嵌められ、冤罪でっち上げられ、14カ月も勾留されて全てを失った…「真実の告白」に耳を傾けない検察、こんな不条理があっていいのか

 今年1月20日の判決で、地裁岸和田支部は被害男性の証言について「信用性は認められない」と認定。罰金20万円を求刑した検察側の主張を退け、岩本さんに無罪を言い渡した。検察側は控訴を断念し、2月3日に無罪が確定した。

 逮捕から1年半近くを経て無罪を勝ち取った岩本さんだが、失ったものはあまりにも大きかった。岩本さんの弁護人は「けがの状況が不自然だったり、目撃者が『病院の主』(被害男性)を怖がって証人出廷を拒んだり…。事件がでっち上げられた懸念は、当初からあった」と指摘。「(証言を翻した)男性の告白を受けてもその事実を隠し、再捜査にも乗り出さない。有罪判決を得て検察の威信を保つ目的で、どれだけの犠牲が払われたのか」と検察側への不信感をあらわにする。

 岩本さんには刑事補償法に基づき、勾留1日当たり1千~1万2500円の刑事補償が支払われるが、さらに捜査機関の責任を問う国家賠償請求訴訟の提起も検討している。

 岩本さんは言う。

 「冤罪(えんざい)で14カ月勾留されることが、どれだけ苦しいことか。捜査機関の責任者が実際に経験してくれるのなら、補償だっていらない」