人殺し請け負います 料金は3万円台〜 英国のカジュアルな「殺し屋」たち

同教授が率いる研究チームは、データベースから、39年分の全国紙と地方紙を分析した。1974年以降、契約殺人の事件は27件あった。全体でヒットマン(殺し屋)が35人、ヒットウーマン(女性の殺し屋)が1人だった。ヒットウーマンはテ・ランジマリア・ヌガリム(Te Rangimaria Ngarimu)という28歳のマオリ人で、1992年に7%2C000ポンド(約119万円)で殺しを行い、有罪になった。

研究チームは、裁判所記録を調査したほか、かつて契約殺人を行ったことがある人物とオフレコのインタヴューを行うなどして、契約殺人の実態をさらに調べた。その結果、1974~2013年の英国における殺し屋の平均年齢は36歳で(15歳と若いヒットマンもいた)、犠牲者の平均年齢は38歳だったという。ほとんどの殺人は銃器で行われていた。

契約料は、200ポンド(約34%2C000円)から10万ポンド(1700万円)と幅があった。犠牲者はほとんどの場合、郊外にある自宅の近所で、たいていは、犬の散歩や買い物などの、ごく平凡ないつもの用事の最中に殺されている。おそらく、襲われることをもっとも予期していないときだからだろう。

少額で行われる契約殺人は、「憂鬱になるほど、ありふれた理由」で行われていた。配偶者への不満とか、ビジネス上のいざこざなどだ。犯罪集団の若者が、自分を誇示するために行う場合もある」

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