天然を超えた?養殖トラフグ エサの技術進歩で食味向上 明日「いいフグの日」(3/3ページ) - 産経ニュース

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天然を超えた?養殖トラフグ エサの技術進歩で食味向上 明日「いいフグの日」

 前田部会長は「トラフグは脂質含有量が1%未満、皮も身もコラーゲンを大量に含むヘルシーで栄養バランスの良い魚。脂質が少なく美容に良い成分が豊富なので、ぜひ女性の方に食べてほしい」。

 平成元年に580あった国内の養殖業者は現在は280とほぼ半減。一時は4200トンあった中国からの養殖フグも現在2200トンと半減しており、フグ市場は「安くてまずいフグは生き残れない」(有路准教授)。現在残っているのは苛烈な競争を勝ち抜いた究極の味の演出ができる養殖業者ともいえる。

 同協会は今後、学校給食への養殖トラフグの提供やイベントなどを通じ、養殖トラフグのおいしさをアピールしていく。

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 ■身欠きフグ解禁で東京の店舗4倍に

 この10年で15人がフグ中毒で死亡している。フグの毒は餌由来で、養殖フグは毒の原因となる餌を与えないため、毒はない。しかし、養殖フグでも販売するには都道府県で認可された免許所有者によって毒を取り除く必要がある。

 有毒な部位を除くなど一次加工された「身欠きフグ」の流通販売が昨年10月に東京でも解禁。講習を受ければ免許がなくても飲食店でフグ料理を提供できるようになった。これによって都内でフグ料理が提供できる店は約4倍に増加、料理のバリエーションも増えている。