宮沢元首相の孫 ラフルアー宮沢エマ 「歌と芝居の日々」全力投球の初舞台

 「難しい役です。私の役は20代でベストセラーを書き、書けなくなってからは2人の可能性に賭け、自分から逃げた女性。フランクにずっと思いを寄せながら、不器用にしか振る舞えないところに共感します」

 今年7月には、ロンドンでロングラン上演中だった同作を観劇してきた。

 「成熟したキャストで、3人の40代に重きを置いた、切ない舞台でした。逆に私たちは、出演者全員が20代。前しか見ていない20代を表現しやすいので、伝わるメッセージも変化すると思います」

 演出の宮本は、ブロードウェーで上演したソンドハイム作詞・作曲「太平洋序曲」の演出で米演劇界最高の栄誉であるトニー賞候補になるなど、ソンドハイムに精通している。

 「最高の組み合わせ。ソンドハイムの楽曲も素晴らしい。時系列が逆なので、2度3度見ると、物語の伏線や曲の転調の意図など、発見があるはずです」

 宮沢元首相はクラシック音楽ファンだったが、孫娘は昭和の歌謡曲好き。「家では優しいおじいちゃんで、怒られたことがありません。私は、ちあきなおみさんが大好き。純粋に歌や声の良さを届けられる歌手になりたい」

 11月17日まで、東京・品川の天王洲銀河劇場。問い合わせはホリプロ(電)03・3490・4949。