高木桂一の『ここだけ』の話

真夏の怪!? 共産党「躍進」なのに『赤旗』は大幅減

 共産党関係者によれば、「赤旗」日刊紙は4月に119部、5月に778部、6月に595部増え、日曜版も4月に3039部、5月に4277部、6月に4644部拡大した。しかし7月にその貯金を使い果たすどころか、参院選に向けての「赤旗」読者拡大運動をスタートさせる前より減らしてしまっているのが実情のようだ。

 ちなみに日曜版の増減幅が大きいのは、月額購読料が日刊紙より格段に安いため、購読者数を一時的ながら増やしやすいからである。

 志位和夫委員長は2月の第6回中央委員会総会(6中総)で、「赤旗」購読者数について「7月の参院選前に(平成22年の)前回参院選時の回復をめざす」とぶちあげたが、結果的に7月の参院選前には前回参院選時の数に大きく届かず、さらに7月に後退させてしまったのだ。

 共産党は23年7月の第3回中央委員会総会(3中総)で同年9月からの「赤旗」値上げを決め、党勢拡大のための「大運動」の号令をかけた。当時、講読部数約24万部の「赤旗」日刊紙の赤字が毎月約2億円にのぼるため、購読料を月2900円から3400円に値上げした上、部数を2万部増やす目標を掲げていた。それが日刊紙を26万部に増やすどころか、「23万部割れ」である。

 とはいえ、今の共産党は「赤旗」を年々減らし続けてきたこの10年余とは勢いが違うはずだ。12年の志位委員長-市田忠義書記局長体制発足後、国政選挙で「8連敗」を喫していたこの党が、15年ぶりに躍進を果たしたのだから、普通に考えれば7月の「赤旗」購読者数は増えていてもおかしくないだろう。