ヒトも、死ぬときに「青い光」を放つ?

 死にゆく線虫に紫外線を当てて観察することで、死の過程で青い蛍光が放たれることがわかった。この光は次第に強くなり、死の瞬間に最大に達し、直後に消えるという。この研究は、細胞死遅延薬の開発に役立つ可能性もある。

生きている状態(左側)と、死の状態(右側)

 「ブルーな感じ」という言葉が、これほど決定的な意味を持ったことはなかった。新しい研究によって、線虫が死ぬときに青い光を放つことがわかったのだ。研究者らによれば、この光は死が秩序だったプロセスであることを示しており、遅らせることができる可能性もあるという。

 細胞死にはふたつの種類がある。ひとつは血行不良や外傷など、細胞内外の環境の悪化によって起こる壊死(ネクローシス)と呼ばれる過程だ。もうひとつはアポトーシスなどの「プログラムされた細胞死」と呼ばれるものだ。これは必要に応じて誘発される管理・調節されたプロセスで、個体をよりよい状態に保つために積極的に引き起こされる細胞死だ(癌化した細胞を取り除いたり、発生過程でオタマジャクシがカエルに変態するときなどにこのプロセスが起こる)。

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