二代目一条さゆりインタビュー

(上)初代・一条さゆりはダメンズ・ウォーカー、私は微妙な関係だった

 伝説のストリッパー初代一条さゆり(本名・池田和子さん)の十七回忌に合わせ、「偲ぶ会」が8月3日、その生涯を閉じた大阪・西成の「釜ケ崎」で営まれる。今回の偲ぶ会には関係していないが、これまで沈黙を守り続けてきた二代目一条さゆりさんが本紙のインタビューに応じ、初代とのかかわりや初代への思いのほか、消えゆくストリップ業界の現状などについて語った。今回は上編。

(聞き手 古野英明)

「あなたが一条さゆりよ」と初代

 --今まで一条さん(二代目)は、初代に関して一度も語られたことがありませんでした。初代の十七回忌の節目に、これまで封印されてきたことをお聞かせください

 一条 私、初代にまつわるイベントなどは本当に「かやの外」なんです。それでもよければお話しします。まず、業界の現場の方たちがおっしゃる初代像と、外部の方たちがおっしゃる初代像は全然違うんですね。それぞれに見せていた顔が違っていたんでしょう。初代本人も二代目の私に言うことと、それ以外の人に言うことが、まったく違っていました。だからどれが本当かということではなく、聞いていただければと思います。

 --初代との出会いは

 一条 「一条さゆり 濡れた欲情」という映画でした。私、日活でポルノ映画をやっていたんですけど、この映画を観て、踊り子になろうと決めたんです。昭和61年の秋のことでした。で、最初に入ったのは東京・新宿の劇場。日活のポルノ女優が踊ればいい宣伝になるということで芸名のまま踊ってくれということでしたが、ふと思って「二代目一条さゆりがいいです」と言ったんです。そしたら、「それはおもしろい」ということになりまして。すると、「一条さゆり」の名付け親だという人が現れてゴーサインが出て、初代が介在しない、見切り発車みたいな形で二代目を名乗ることになったんです。

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