外信コラム

ソウルからヨボセヨ またもイチローに…

米プロ野球のメジャーリーグでは今、2人の韓国人選手が活躍している。その1人が韓国プロ野球でもスターだったリュー・ヒョンジン投手。今年、ドジャースに入団しすでに6勝を挙げているが、今週、日本人のイチローや黒田がいるヤンキース戦に初登板し、韓国では日韓対決と言って興奮していた。

韓国メディアの日本への過剰な意識は相変わらずだが、幸い(?)ヤンキースが勝ち事なきをえた。この日、ヤンキースはイチローのほか黒田も先発登板し日韓対決は盛り上がった。しかし結果はイチローがホームランを含め2安打で黒田が勝利投手になり「韓国完敗!」と悔しがった。

リューがイチローを抑え勝利投手にでもなっていたら大変だった。すべてのメディアがトップニュースで「対日戦勝利!」を喜んだに違いない。あるいは話題は日韓関係から日米韓の外交関係にまで飛躍し韓国イケイケドンドンになっていたかもしれない。

リュー本人はインタビューで「日韓対決などまったく意識しなかった。多くのゲームの中の1つと思っていた」と語るとともに、イチローのうまさに脱帽している。韓国は過去、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でもイチローの1打にやられている。メジャー新人のリューにはいい経験になっただろう。(黒田勝弘)