氷をはぎ取られた南極大陸とは… すべての氷が解けると海水面60m上昇

 これまでの観測結果から、人間が実際に目にしたことのない「氷が取り除かれた南極大陸」の3D仮想モデルが作成された。動画で紹介。

 上の動画では、人間が実際に目にしたことのない「氷が取り除かれた南極大陸」の姿を見ることができる。凍った氷床をヴァーチャルにはぎ取り、その下にある土地を調査することで、気候変動によって地球の南極がどのようになる可能性があるのかを、研究者たちはさらによく知ることができる。

英国南極観測局(BAS)が作成した「Bedmap2」は、数十年分のデータセットを使い、その凍りついた大陸の姿を詳細に描き出す。このデータセットには、米航空宇宙局(NASA)によるデータも含まれている。引退した観測衛星ICESatによる地表の測定データや、レーダーなどでデータを収集する専門機が「アイスブリッジ作戦(Operation IceBridge)」で数年間にわたり低空飛行を行い、海氷、氷河、および氷床の厚さの変化を測定したものなどだ。

 Bedmap2は、10年前の「Bedmap」を改善したものだ。Bedmapは南極大陸をほぼ解凍してみせたものの、解像度が低かった。どちらの地図も氷の厚さ、岩盤の地形、および表面の高さに関する情報を組み合わせている。Bedmap2では膨大な数のデータポイントが追加され、カバーする土地の範囲が拡大した。NASAのサイトでは画像上の白いバーをスライドさせ、BedmapとBedmap2を比較することができる

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