「ベッドで朝食」老舗から消える ルームサービス廃止で賛否「非人間的だ」

 世界中から観光客が集まる米ニューヨーク・マンハッタンの中心部、ミッドタウンにあるこの地区最大の老舗高級ホテル「ニューヨーク ヒルトン ミッドタウン」(約2000室)が今年8月から、宿泊客の求めに応じて客室まで飲食物を運ぶ「ルームサービス」を廃止することが2日、分かった。「ルームサービス」を求める宿泊客の減少が原因で、既に米国では他都市の大手ホテルも追随の動きを見せるが、ベッドの中で優雅に朝食を楽しみたいとのニーズも根強く、論争を呼びそうだ。

需要減で決断

 「(コンシェルジュがおり、ルームサービスや室内清掃サービスなどを行う)他の大手ホテルと同様、わがホテルにおいても、ここ数年、伝統的なルームサービスを求める宿泊客が減り続けている」

 「ルームサービス」廃止の理由について、ホテル側はこんな声明を発表した。

 ニューヨークの地元紙、クレインズニューヨークビジネス(電子版)が5月31日にスクープし、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)や米ニュースサイト、エグザミナーが2日に報じた。ホテル側ではサービスの廃止に伴い、朝食、ランチ、ディナーのすべてに対応する新しいセルフサービス式のカフェテリアを新設。このサービスに携ってきた従業員約50人を解雇するという。

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