聞きたい。

編集長・金泉俊輔さん 創刊25周年『週刊SPA!』(扶桑社)

 ■「逃げ切れない」世代にエール

 6月11日号(首都圏などは4日発売、390円)で昭和63年の創刊から4半世紀の節目を迎える。いたずらにスピードを競わず独自の視点で世相や流行を斬る。豊かな企画力が支持され、「オヤジギャル」といった流行語も生んだ。特集重視の姿勢は変わらないが30~40代前半の主要読者層を取り巻く状況は、バブル真っ盛りだった創刊当時とは大きく違う。

 「会社でも従来の仕組みに忠実に乗っかるだけで、ぬくぬくとやっていける世代ではない。既得権がなく、上の世代のようには逃げ切れない。そんな人たちの武器となる、生活を豊かにする情報を提供したい」

 5月28日・6月4日合併号では、衣食住から旅行まで「最安値でモノを買う方法」を検証。25周年記念号でも〈バカでも儲(もう)かる裏副業ベスト25〉という特集を組む。「アベノミクスが騒がれているけれど、株の投資で儲けられる人はごく少数。普通の人でもできる副業は何だろう?と」。買い物の代行や唐辛子(とうがらし)栽培で月に10万円以上稼ぐ猛者もいれば、留守にした自宅をレンタルスペースとして活用する人もいる。ユニークな副業は、時代の変化を映し出す。

 「誌面で紹介されたことを『実際にやるか?』と言われたら、やらない場合の方が多いかもしれない。でも読んだ人は『へえ、こんな話があるのか』と楽しめる。実用的に見えて読み物としてもおもしろい…この両面を備えていることが大事ですね」

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