【土・日曜日に書く】モスクワ支局長・佐々木正明 日本に忍び寄る環境テロの足音(1/4ページ) - 産経ニュース

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土・日曜日に書く

モスクワ支局長・佐々木正明 日本に忍び寄る環境テロの足音

 事件は、モスクワ近郊ヒムキの緑豊かな森林地帯で起きた。

 昨年7月の深夜、ロシア第2の都市、サンクトペテルブルクへ通じる高速道路建設現場で大型ショベルカーが放火された。あるサイトにその一部始終が公開された。

 ヒムキでは森林の伐採に反対する活動家らが、開発業者や工事を許可した行政に対し、激しい抗議運動を繰り広げていた。ついには違法デモ行為で、警察に何人かが逮捕される事態にまで発展した。

 放火の実行犯が作ったとみられる動画には「金もうけに走る強欲家が、森をなぎ倒している」とのメッセージが付けられていた。

 まもなく、治安当局の命令でサイトはアクセス禁止に。動画にはさらに問題の語句があった。

 「われわれのようにやれ。もっと良い方法でわれわれに続け!」

FBIが追った重要手配犯

 昨年11月、米西部ワシントン州のカナダの国境に近い警備事務所に、米連邦捜査局(FBI)が重要手配犯としてマークしていたカナダ国籍の女が自首してきた。