海防

きょう竹島の日 「漁場を返して」 活動途絶えた「宝の島」

 漁ではアワビ、サザエ約100貫(約375キロ)、ワカメ約2千貫(約7500キロ)を捕獲した。「宝の島だ。あれほどアワビがおるところはなかった」と八幡さん。これが最後の漁となった。

 「自分たちの漁場を早く返してほしい」。アワビ漁師の前田芳樹さん(61)の願いは切実だ。

 地元漁協が昭和4年に取得した共同漁業権は28年以降、10年ごとに更新されている。竹島の歴史に詳しい県立隠岐高の元校長、杉原隆さん(74)は「問題が解決できたらすぐに漁をするのが漁師。だから更新が続いている」と説明する。

今も続く抵抗

 現在、竹島周辺海域を管轄するのは、海上保安庁第8管区海上保安本部(舞鶴)。ヘリ搭載型巡視船や高速航行が可能な特殊警備艇も配備、8管では竹島に近づこうとする日本漁船に対し、韓国当局に拿捕されないように警告する。ただ、海保幹部は「実際は近づく漁船はほぼない」とする。

 一方、韓国側は竹島に近づくあらゆる船舶をレーダーで監視。韓国が領海と称しているラインのかなり遠くを航行していても、無線を通じ、船名や行き先、航行目的などを確認してくるという。

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