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資産家殺害 元妻、殺人罪などで起訴へ 紀州のドン・ファン

 「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助さん=当時(77)=が急性覚醒剤中毒で死亡した事件で、和歌山県警に殺人容疑などで逮捕された元妻の須藤早貴(さき)容疑者(25)について、和歌山地検が19日に、殺人罪などで起訴する方針を固めたことが捜査関係者への取材で分かった。須藤容疑者の犯行を示す直接証拠はないが、地検は状況証拠の積み重ねで立証可能と判断したとみられる。

 須藤容疑者の逮捕容疑は平成30年5月24日、野崎さん宅で、何らかの方法で野崎さんの口から覚醒剤を摂取させ、急性覚醒剤中毒で死亡させたとしている。関係者によると、須藤容疑者は容疑を否認しているという。

 野崎さんは同日午後10時半ごろ、自宅2階の寝室で倒れているのが見つかった。解剖の結果、死亡推定時刻は同9時ごろで、体内から致死量を超える覚醒剤成分が検出された。

 捜査関係者によると、須藤容疑者周辺を捜査した結果、事件前に田辺市内で覚醒剤の密売人と接触していたことが判明。薬物入手や殺害の方法をスマートフォンで検索、関連サイトにアクセスした形跡があったことも確認した。

 また、野崎さんは死亡直前、須藤容疑者と2人きりの時間があり、県警は、野崎さんに覚醒剤を摂取させられたのは須藤容疑者だけだったと判断。先月28日に殺人と覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕した。

 須藤容疑者は野崎さんと死亡約3カ月前に結婚したばかり。野崎さんが毎月100万円を支払うことが、結婚の条件だったが、野崎さんは、須藤容疑者の東京滞在が多いことなどに不満を募らせ、離婚を迫っていたという。

 野崎さんには約13億円に上る資産があり、亡くなれば須藤容疑者には半分の分与を求める権利があった。須藤容疑者が野崎さんの死後、引き継いだ会社の資金約3830万円を詐取したとして詐欺罪で告発されていたことも判明しており、県警や地検はこうした金銭問題が動機につながるとみて、詳しい経緯を調べている。

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